家族全員がコロナになって思うこと。
日常生活が送れるって、本当にありがたい。
いつも通り、子どもや夫が2階から降りてきて、「おはよ」を言い、いつも通り子どもたちを学校に送って仕事に行く。
そんな日常から、かれこれ2週間ほど遠ざかっている。
自分の体調が出産してからこれまでの11年で最悪に悪くなり、しんどさのなか、子育てと家事をこなした。
わたしがやらないと、家が回らない。
洗濯はたまっていくし、掃除もしないと気持ちがわるいし、布団も干したい。
でも、体がおいつかない。
やっと重い体を起こして家事が一段落したのが午後3時。
外はもう夕方になりかけている。
熱がさがってきたころ、みんな条件は同じだから、朝昼晩と1日に3回皿洗いじゃんけんを提案してみた。
夫とわたしと娘が勝負。
負けたらやるって言うのはなんだか罰ゲーム感が強いから、勝ったら皿洗いができる。
自分だけが背負わず、協力してこそ家族だ。
次第に夫と娘が得意な洗濯物畳みも、洗濯ばさみからはずして山にしておくと、すすんで何も言わなくてもやってくれるようになった。
ふたご(自閉症)にできることも頼むようにした。
たたんでもらった洗濯物を、洗面所まで運ぶお手伝い。
はじめこそ、タオルの山がくずれて洗面所にたどりついたときは取り込んだ状態になってしまったけれど、この数日間でだいぶ上達してきた。
陽性診断から4日目になり、全員熱もさがって元気になってきた。
しかし本当にコロナの感染力につよさには驚いた。
息子が相当ひどい胃腸炎になってもわたしはうつらなかったのに、コロナには勝てなかった。
今のところ味覚障がいや後遺症などは感じられないが、コロナになって得たことが2つある。
油断は大敵だが、予防接種3回目+コロナ陽性になった人は、コロナにたいする抗体ができるため、むこう90日間ほどは再感染のリスクが70%以上減るそう。
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- 新型コロナウイルスに感染した場合、発症10日目くらいにはウイルスに対する抗体が検出され、抗体価は発症20日目くらいにピークに達しました。
- 抗体価は時間と共に低下しますが、その低下速度は一定ではなく徐々に緩やかになっており、発症から3~6か月後でも抗体は維持されていました。
- 重症者の最高抗体価は軽症者に比べ高い傾向にありましたが、時間の経過と共に重症者と軽症者の抗体価の差は小さくなりました。
新型コロナウイルス感染時に獲得されたウイルスに対する抗体は 少なくとも発症後3~6か月間は維持される|東京大学医科学研究所
だからと言って、感染対策を怠ることはしないが、これはしんどい思いをしたご褒美とも言える。
そしてもう1つは、このまま家族が自分の役割として家事を分担できる流れになるのではと、そんな期待をしている。
お母さんが家事をやらなければいけないなんて決まりはどこにもない。
みんなが一緒にやればその分早くおわる。
また今夜も皿洗いじゃんけんで勝つのは誰か、期待大である。
皆さん、くれぐれも体調にお気をつけて。