私は今、自閉症児についての本を書いています。
自分の思いを一方的に届けるのではなく、読者さんが求めていらっしゃる知りたいことを、私なりの言葉で書けたらなと思っています。
実はここだけの話、まだ完成原稿ではありませんが、ある出版社の方とつながらせてもらっており、(商業出版)今、私の原稿を読んでいただいているところです。(ドキドキ!)
ここでは、「本を出版してみたい」と考えていらっしゃる方へ、「自費出版」と「商業出版(企画出版)」の違いについて、それぞれのメリットデメリットをお伝えしたいと思います。
発信の自由と拡大
今や個人がSNSなどで、自分の考えを発信できるようになり、本を書いて世に送り出すことが身近に感じられるようになってきました。
・ブログ
・Tik Tok
・電子書籍
など
私はKindleのUnlimitedの、月980円で書籍が読み放題を利用しています。
そのKindleで出版していらっしゃる方の中には、有名な著者さんばかりではありません。
「ハードルが高いと思っていたら意外と簡単だった」と、Kindle出版のノウハウを書いていらっしゃる主婦の方や、趣味の旅行を本にまとめていらっしゃるおじさま。
「本を出したい!」と思っているかたが電子書籍を出版されています。
このようにKindleでは、出版社を通さず、自分で原稿を校正・校閲をして、表紙を作り、(ココナラなどで発注もオッケー)発信します。
では、「出版社を通す方法」とはどんなものがあるのかお伝えしますね。
「自費出版」のメリットデメリット
自費出版(じひしゅっぱん)とは、書籍をはじめとする何らかのメディアで、著者が自分で費用を出して出版することである。具体例としては、企業や自治体が独自に作成する出版物、趣味で作った絵本や詩吟会の作品集、自分史などが挙げられる。
全国に流通される場合もありますが、そうでないプライベート本と言われる、自分の名刺変わりに作るかたがいらっしゃるそうです。
自費出版のメリット
・自分の意見・考えの元、自由に本をつくることができる
・誰でも出版が可能
・後世に本を残すことができる
・自分自身のステータスになる
出版社を通さないため、売り上げなどしばりなく、自分が伝えたいことを書ける点は魅力的ですね。
自費出版のデメリット
・自分で出版費用を出す(高額の場合あり)
・販売力は弱い
・高額を支払った割に利益が少ない
ある出版社では、何百万と著者が支払い、印税受け取りが2%という会社があります。
メリットデメリットをしっかり考慮した上で、契約をしていきたいですね。
商業(企業)出版のメリットデメリット
商業出版(企画出版)とは?
社内審査原稿の中から、担当者が相当数の売上を見込んだ作品を選定する。審査原稿の対象は職業作家、公募などで優秀な成績を修めた新人、原稿を持ち込んだ無名の書き手などである。商業出版とも称され出版社が製本するコストを支払う。
費用は会社負担のため、著者は執筆に集中ができますね。
商業出版のメリットは?
・信頼度、認知度の向上
・費用負担がない(少ない)
商業出版のデメリットは?
・著者よりも出版社が権限をもっている
・希望通りに体裁にならないことがある
・一部買取費用や宣伝費を求められることがある
著書の売り上げ貢献するために、著者の意見よりも、売れる戦略が強くでることがあります。
まとめ
本を出したい気持ちを実現するために、出版社を通す方法を紹介しました。
大きく違うのは、著者の金銭面負担に差がありますね。
自費出版は、著者の思いを形に実現しやすい反面、費用負担が大きいです。
商業出版は、売り上げのために、内容が変わることがありますが、費用負担は少ないと言えます。
いずれも、契約をする前に、しっかり契約内容を確認して、自分がやりたいこととつながるかどうか、見極めて進めていきたいですね。