私は本を読むことが好きです。
仕事が休みの日には、図書館へ行って本を借り、スタバで大好きなソイラテを飲みながら読むことが何より至福の時間です。
外で本を読むときに、涙をこられるのに必死なときがあります。
尊敬して止まない佐々木正美先生の温かく、全てを包み込んでくださる言葉に触れると、自然とそうなっている自分がいます。
子育て数年のママはみな初心者
私は3人の子どもを育てており、上の子は10歳、下は8歳です。
悩み、不安にもなり、自分の無力さに自信を失いそうになったことが多々ある10年間。
焦らなくても大丈夫だと思わせてくださる一文が書かれている、『この子はこの子のままでいいと思える本』の中に、肩の力をフッと抜いてくださる言葉がありました。
親になって数年の人が子育てじょうずなはずがありません。
誰もが未熟なままで未熟な子どもを堂々と育てていけばよいのです。
引用:『この子はこの子のままでいいと思える本』
いろんなことをうまくやろうとしたり、ここまではできるのにという思いがあったり、自分を苦しめていることがあります。
そんな線引きはせず、まだまだできなくて当たり前だと、そう思うことで、「まいっか」と息を吐くことができるのかなと思います。
子育てで「待つ」ことが何より大切
どんな仕事でも「これだけは最初に覚えておくといいですよ」というものがあると思います。親の仕事でいえば「待つ」ことでしょうか。
子どもというものは、いくら「早く早く」と急かしたところで、多少も早くはならないものです。
それよりも穏やかに「〇〇したらいいんだよ」と何をすればいいのかを教えてあげましょう。
引用:『この子はこの子のままでいいと思える本』
ひかとまめが2歳くらいだったころ、2人を連れて児童館へ遊びにいきました。
この頃から癇癪が2人ともひどく、でかけるときは決死の覚悟で玄関を出ていました。
その日も、ひかがまだ帰りたくないと、閉館時間になっても切り替えができずにいました。
まめは疲れて寝たので、目の前の駐車場に停めた車の中でドアを開けて、私から見えるところで寝かせています。
児童館の建物の外には何とかでられ、あとは駐車場まで直線距離10メートルほどが進めません。
いつもなら抱えて車に乗せますが、今日はまめが寝ているので、ひかがこちらに来られるように、私はしゃがんで車の前で待つことにしました。
しばらく葉っぱを触ったり、砂をつかんで離したり、こちらをチラチラ見ながらウロウロしていたひか。
「終わったらおいでね」
と声をかけ、じっとその様子を見ていました。
すると、突然、何かおもいたったようにこちらに向かってひかが走ってきました。
そして私にギュっと抱きついてきたのです。
何だかドラマの感動シーンのようで、そのときのことを鮮明に覚えています。
佐々木先生のおっしゃるように、子どもができるようになるタイミングは子ども自身が決めるので、親はせかさず、根気よく待つことが大事なんだと思いました。
まとめ
子育てで、悩んだとき、今息詰まっているなと感じたときに、佐々木正美先生の本を読むと、心が落ち着き、つんのめりそうになっている姿勢を、元の正しい姿勢に戻してくださる心の整体のようです。
子育てはみな初心者で、うまくやろうと思わず、そして「待つ」ことが何より大事だということを、教えていただきました。
佐々木先生の著書はほかにもたくさんあります。
ぜひあなたも心の整体、体験してみてはいかがですか?