今朝も我が家の食卓テーブルはよーく動きました。
テーブルが動く?
コーヒーはカップを持ったままパンを食べましょう。
自閉症の子育ての日常話です。
ここでは、脳の形が個性的な子ども(ひか)の日常について書きました。
朝は食卓テーブルが大きく動く時間
長男ひかは、朝がとても苦手です。
平日は21時前には就寝し、朝は6時に目覚ましがなります。
朝ごはんを食べ始めるのは起きてから約40分後。
まだ眠いし、弟のまめが「〇〇が食べたかった」と多弁になった日には、怒って食卓テーブルを押して怒りを表現します。
眠いのと、耳に入る言葉が苦痛だった思いを代弁します。
が、怒りは収まらず、机がぐわんぐわん動き、コップからお茶がこぼれ、箸が転がります。
娘の「やめてー」の声、まめの「食べたかったのー」の怒り。
ひかの声が大きくなり、泣ける日もあります。
そんなとき、危険(温かいスープがあったりお茶などこぼれたりするもの)はひとまず退散させ、黙って食卓テーブルとは別の、ミニテーブルを用意します。
小さい声で、「落ち着いたらミニテーブルで食べましょう」と声をかけ、私はミニテーブルの近くに座ります。
部屋の中がひっちゃかめっちゃかになった時ほど、私(母親)が座ったり寝転んだりすると、早く終息する研究結果が出ています。(持論です)
食べ始めてしまえば、笑顔が見られるのですが、そこまでたどりつくまでに、ひと悶着どころではない朝を過ごしています。
下校後はがんばり度を計る時間
その日、学校やデイがある日など、がんばってきたこと、グッと堪えたことが多い日は、下校後の嵐がやってきます。
誰か何かを発したわけではないけれど、こちらとしては突然怒り出すように見え、叩き頭突きが始まるときがあります。
毎日ではありませんが、これがひどいときはかなりの強さです。
膝、肘など、体の硬い部分を叩きたいようですが、こちらも痛いので、ハイタッチにようにして、手のひらに思いをぶつけられるように受け止めていますが、それも痛いんですよね。
言葉で言えない分、今日のひかの思いを知ることが難しく、きっといろんな経験をしてきたんだろうなとその怒りを見て察しています。
でも、大荒れで私や姉弟に手を出してしまって、ふっと我に返ったときに、必ず「ごめんめ」と毎回謝っています。
手を出してはいけないことはわかっている。
でもどうそれを表したらよいのかがわからない。
以前までは手を出すことのみが表現方法でしたが、最近はカーっとなったときに、自分で2階にいき、和室で1人の時間を過ごしてケロっと戻ってこれることができるようになりました。
大人でも自分の思いをうまく言葉にしたり、相手にそれを伝えたりすることが難しいときってありますよね。
自分で気持ちのイライラの解消法を見つけられたのは、この先思春期に入っていく上でとても大事なことだと思い、戻ってきたときは「自分で切り替えできたね!」と褒めました。
まとめ
もし、自分が気持ちを表現する方法を持ち合わせていなかったら、どれだけもどかしいか、きっとひかの日々のストレスは計り知れないものだろうと思います。
やってはいけないことだとわかっていても、そうするしか方法を知らなかった。
でも、今は「自分で環境を変えて落ち着くことができる」とひか自身が知りました。
言葉が出るようになるには、いろいろな体験をして育まれるそうです。
学校やデイサービス、習い事などで、人と関わりながら色々な体験をして、言えるようになってくれたらなと思います。
私のストレス発散方法は晩酌とパソコンに向かうことです…