話すことはないけれど、何だかこの人がいると安心するな~と思う人っていますか?
小5の娘、tuki(HSC)の話です。
緊張することが多く、常に「怖い」と感じる娘が、「心の中の友達ができた」と私に話しました。
自分で決めた転籍
tukiは週に一度、年長からスイミングを習っています。
事情あって、最寄りのスクールから4年生の後半に、隣町のスクールへ転籍しました。
もちろん最初は友達もおらず、コーチも初めまして、慣れない環境で、ドキドキが止まらない様子でした。
周りの子は、友達同士一緒に更衣室で楽しくお話ししたり、プールの中で笑顔で微笑みあったりしています。
自分から、「スイミングは辞めたくないから、違う場所でがんばる!」と、他店舗を見学して決めました。
しかし、それがどういうことなのか、実際やってみてわかること、大人でもありますよね。
私はそんな姿をみて、入会したその月で退会するのかなと思っていました。
もちろん、そんな話はもちかけず、本人に任せようと送迎をしており、転籍してから2か月が終わろうとしています。
友達との関わりも色々な形があることを知る
スイミングに向かう道中、いつも気が付けば踊っているような明るい娘が、無言でじっと雨をぬぐうワイパーの動きを見ていました。
tukiは私にボソっと言いました。
「お母さん、私ね、”心の中の友達”ができたの。
しゃべったことはないけれど、その子がいるとすごく安心する。
しゃべりかける勇気は出ない。
なんかそれでもいいかなって思うくらい、そばにいてくれるとうれしいなって思う。」
「それは本当によかったね。その子とtukiが出会えたこと、お母さんもうれしいよ。」
「友達」って話すことだけではなく、心の中でつながっている友達もいることに気づいたようです。
安心することができたり、心のよりどころになったりできることは、敏感なtukiにとって、とても大きな存在なんだと思いました。
まとめ
自分の意思で決めたことでも、いざ蓋を開けてみたらしんどいなと感じることがあると思います。
そんな中でも、「続けたい」と思う気持ちをもって、そこで「心の中の友達」を見つけられたことは、大きな成長だなと思いました。
「やっぱりやめた」という選択もありだと思いますが、よりどころを見つけて踏ん張ってみることも大事だと、tukiから教えてもらいました。