他人からの、何気ない一言って傷つくこともありますし、なんだかホッとするなんてこともあると思いますがいかがですか?
今朝の登校時、息子たち(自閉症)は大荒れデーでした。
そんな様子を見た男の子2人を子育てしていらっしゃる方の言葉が、なんだか私には、心地良かったのです。
混乱する自閉症との付き合いかた
新年度が始まってまだ数日の今日、双子次男まめは朝から気持ちがざわついていました。
今日の混乱理由は3つありました。
・同じ通学班のお友達が、いつもかけている花粉症用のめがねをかけていないこと
・緑色のダンプカーが今日はいつもの道を通過していないこと
・いつも通学見守りをしてくださる地区委員の方がいらっしゃらなかったこと
こんなに重なった日は、ランドセルを下ろそうとし、自分を叩き、長男ひかにも手を出そうとします。
それに怒った長男も、応戦し、私を間に挟んで大バトルが勃発しました。
原因が何かわかっているので、対応のしかたは3ステップです。
①落ち着ける環境をつくる
②共感をする
③いつ願いが叶うのか見通しをもたせる
お友達と通学班に並んで登校していますが、こんな時は列からはずれて、一番後ろにいきます。
もし、周りの子に手や足が当たったら大変です。
声のかけかたは、共感していつ思いが叶うのか知らせる。
「めがねをかけているところが見たかったんだね。」
「めがねは、黒携帯で見ましょうね」
黒携帯とは、まめがいつもYouTubeを見ている夫の古い携帯です。
何気ない一言に安堵する
波がおさまったときに、こんなことがありました。
通学班の一番後ろを歩かれていた男子2児のお母さんが、
「男の子だね~」
と少し微笑んで私に声をかけてくれました。
障がい児としてではなく、2人の兄弟、男の子として見てくれたこと、なんだかその視線が私にはうれしくて、
「そうなの~今日は激しいわ~」
なんて返しました。
大混乱した事実は、学校にたどりつけないのではと思うほど、しんどい時間でした。
しかし、「男子だね~」の一言で、2人とも言葉で伝えられないけれど、男の子の兄弟なんだと、ふと思うことができました。
母親から見た混乱のとらえかた
自閉症児の混乱は、日常茶飯事です。
それに1つずつ丁寧に対応していくことも必要ですが、状況を自分の中で実況してみることも1つの手だなと思います。
「はーいはじまりましたよ~さて今日はどんな手段を使ってくるのでしょう~おっと、こちらはランドセルを振り回そうとしています~」
度合いにもよりますが、いちいち凹んでいては務まらないので、そんな見方も必要かなと思います。
まとめ
他人からの一言で、その状況の捉え方が違うことってあるんだなと感じた日でした。
障がい児として見たら、「大変そう」と思うことでも、男の子の兄弟として見てみると、「今日もやってるね~」に変換できることを発見しました。
笑えないこともありますが、なるべく視野を広げて、「そういう日もありますね~」のスタンスでいきたいと思います。
難し~。
moroさんの温かい愛情たっぷりの育児に共感し、読んでいておもわずクスっと笑ってしまう、ホッとする1冊です。