週に一度の登校支援が始まりました。
一時は市役所の方に、支援の必要性を問われ、助けてもらえないかと思いました。
ここでは自閉症児の登校付き添い支援について、「過去に前例がない」という理由で、「支援の審査が通らない可能性がある」と言われてから、今日までの話です。
移動支援とは?
単独では外出困難な障害者(児)が、社会生活上必要不可欠な外出及び余暇活動や社会参加のため、外
出時にヘルパーを派遣し、必要な移動の介助及び外出に伴って必要となる介護を提供するサービスです。引用:https://www.city.higashihiroshima.lg.jp/material/files/group/30/61343799.pdf
ひかとまめの登校付き添いを2年と少ししてきて、3つの理由から支援をお願いしたいと思いました。
・2人が同時に混乱したときの対応が、私1人ではどうしても難しいときがあること
・母親が腰痛もちで、毎朝はしんどいと感じることが出てきた
こちらのリタリコ発達ナビの記事には、このような記載がありました。
通学での移動支援の利用ができるのは、
・保護者や介護者が病気や事故などのやむを得ない事情により付き添いができない
・一定期間(最長3ヶ月)集中して支援することで、その後自立して通学が可能であると見込まれる
・世帯に障害者が複数いたり、ひとり親や虐待などで送迎困難な家庭の事情がある
などの場合です。移動支援とは?同行援護・行動援護との違い、費用、サービス利用までの流れ、通学・通勤の利用について【LITALICO発達ナビ】
もし、上記のような条件でなくとも、札幌市、横浜市、藤沢市、荒川区、新潟市など、通学に支援を認めている都市もあるそうです。
自治体によって、対応にばらつきがあることに、疑問を感じてしまいますね。
移動支援申請 決定通知書が届く
ひかとまめの相談員さん、支援先のヘルパーさんや、学校に先生に、どれだけ助けを必要としているか伝えていただいき、紙面で送っていただいたところ、決定通知書を受け取ることができました。
支援を受けられるまでの流れ
1. 申請
市区町村の障害福祉課(役所により名前は異なる)へ申請を行います。支給の申請は、必ずしもサービスを受ける本人や保護者が自分で行う必要はなく、サービス提供の事業者などに申請を委託することも認められています。
2. 申請書提出
「移動支援事業 サービス支給申請書」を提出します。
3. 支給決定通知書と受給者証が郵送される
市区町村に、申請書類が受理されて、サービスを受けるに適当だと判断されると、障害福祉課から「支給決定通知書」と「受給者証」が郵送されます。
4. 事業所と契約
その後、「支給決定通知書」「受給者証」を持参して、移動支援サービスを提供している事業所を選び、事業者と契約を行います。移動支援を行っている事業所の一覧は市区町村の窓口やホームページで手に入れることができます。移動支援とは?同行援護・行動援護との違い、費用、サービス利用までの流れ、通学・通勤の利用について【LITALICO発達ナビ】
私はこの移動支援サービスを知ったのは、ひかとまめが保育園のころから通っている日中一時支援の職員さん(ご自身のお子さんも障がい児さん)に、教えてもらいました。
もしデイサービスなどご利用されている場合は、身近に支援してくださっている職員さんに情報をもらうのも良いかもしれませんね。
支援初日
原則移動支援は1対1の対応で、登校の時間に、2人のヘルパーさんを付けてもらうことは難しいとのことで、まめのみ契約をし、ひかは従来通り、私と手をつないでいくことになりました。
1人でも見ていただけるのはありがたいので、将来的に、ヘルパーさんが見える日は玄関でいってらっしゃいができたらいいなと夢にみております。
子どもたちにヘルパーさんの顔写真をスケジュールに貼ってお知らせをし、支援初日を迎えました。
体のがっちりした男性のヘルパーさんが見え、まめはどんな人か興味津々で、顔をじっと見たり、靴はどんな靴なのか観察したりしていました。
通学の集合場所までは緊張した様子でしたが、班のみんなと歩き始めてからは、ときどきヘルパーさんと手をつないだり、見つめ合ってにっこりしたりする姿が見られ、スムーズな初日を迎えられました。
まとめ
自閉症の子どもの、登校支援について書きました。
・移動支援とは?
・決定通知を受けるには?
・支援を受けるまでの流れ
・まめの支援初日の様子
「どんなことに困っているのか」、「そのためにどんな助けが必要なのか」をしっかり訴えることが大事だなと思いました。
家族や学校の先生だけでなく、特性をもつ子どもたちにとって地域の協力は必要不可欠になってくると考えます。
これからも、助けてほしいときは手をあげてお願いをしていきたいと思います。