こんにちは。僕は双子で自閉症児ひか・まめの「ひか」です。
お母さんはこのブログを書いているRibbonです。
僕は、みんなが使っている言葉で自分の意思を伝えることが難しくて、前回のようにお母さんの手を借りて思いを伝えさせてもらいます。
(ひかの気持ちを母Ribbonが書きました)
前回の記事がこちらです↓
僕は変?
この間、学校に行く時、お母さんと手をつないで歩いていて、気分が良くてついつい大きな声で「うりうりうり~!!」って笑いながら僕のご機嫌言葉を言っていたんだ。
そしたら近くにいた1年生の子が「変な言葉しゃべってる」って言ってた。
僕はかまわずうりうりを続けたんだけど、こうやってみんなが使っている言葉じゃない言葉を使っていることとか、頭がごちゃごちゃになることとか、それが何かは知らない。
きっと大きくなって、お母さんやとーちゃんが教えてくれるのかなぁ。
僕は僕って思ってていいよね?
視線や声が痛い
学校で、健康チェックカード(体温や体調をお家の人が書く紙)を職員室に持っていく係で、それを持っていった初日の出来事、たくさんの先生が僕を見て、「すごいね~」「持ってきてくれたの!」「ありがとう!」って近くに来てたくさん褒めてくれたけど、工事現場のドリルを耳元で聞いているような、視線やいっぱいの言葉が肌にささって痛くて、自分の目を力いっぱいこすって、頭を叩いたんだ。
良いことをしたのを褒めてくれるのはうれしい。でも、一度にたくさんの人が言葉をかけてくれると、僕は痛くなる。
その時、いつもなら言える「いやの」が出て来なくて、そうなっちゃった。
小さい声で、1人の先生が、大人の、前ならえくらいの距離で話してくれたら喜べたのかなと思う。
褒められることはうれしいよね!
安心スペース確保!
弟のまめが混乱すると、まめは大興奮しながら大きな声で口からテレビで見たマーライオンみたいに言葉が出てきて、僕はその声とその雰囲気に一緒に混乱して、やめてほしいって思いと、どうしていいかわからず、まめを叩いたり頭突きしたりしていた。
まめのことは大好きで、お気に入りのソファで2人でゴロンってしてる時はすごくうれしい気持ちになる、でもそんな風になっているまめを見ると、どうしてもそうなってしまっていた。
でも最近の僕は、いい方法を考えたんだ!
ソファとクローゼットの間に隙間がある。
混乱が始まったら、真っ先にここに避難することにした。
ここにいたら、胸がザワザワするのが少し減って、まめにも当たらなくて済むことがわかったんだ。
誰に教えてもらったでもなく、自分で考えたんだよ!
先が見えることの安心感
魔女の宅急便と、トトロを日替わりで、テレビに録画してあるのをみる。
次はこのCM、これが終わったら次はこれって全部おぼえてる。
先がわかっていると安心する。
お姉ちゃんは新しい録画を見たいようだけど、僕とまめは同じものを繰り返しみたい。
先がわかると、クイズに正解したようにうれしい。答え合わせは◯がいいよね!
言葉って案外便利?!
最近、みんなが使っている言葉を使えるようになってきた。
言わなくてもやってくれる大人もいて、そんなときは使わない。
だって使わなくてもかなっちゃうから。
言うと出てくるもの、やってもらえることがあるってわかってから、選んで使えるようにもなってきたよ。
家でアイスを冷凍庫からもってきて、「すぷーん」って言うとスプーンがもらえる。
学校で、「ぼーし」って言ったら外の遊具で遊べる!
言ってもいますぐにかなわないこともあるって知ってるけど、機嫌が悪い時は先生に頭突きしたりお母さんの髪をひっぱっちゃう時がある。
すぐに「ごめんめ」って言うけど、なんか頭の中がピカってなってそうしてしまうんだよね。
いつ僕の願いが叶うのか教えてくれたらちょっとずつコントロールできるのかもなと思う。自分のことって、自分でもわからないこと、あるよね?
こんなアイテムを学校やお家でいつも使っています。
さいごに
みんなが使っている言葉を覚えて、使ってみると、伝わってうれしい気持ちになる。だから僕はこれからも、どんどん言葉を覚えていきたいと思う。
この➁で言いたかったことは、みんなが喜ぶだろうって接し方で来てもらうと、僕には痛いって感じることがある。
大きな声や、注目されること、一度にたくさんの言葉がシャワーみたいにかかると、針みたいに感じることがある。
だから僕も言葉を覚えてみんなと近くにいけるようにしたいし、こういう子もいるってことを知ってもらって、もし僕と同じように感じる子と遊ぶことがあったら、そういえばって思いだしてほしいな。
読んでくれてありがとうございました。
また来てね!
僕が大好きな楽器です↓
クリスマスプレゼントにいかが?