双子自閉症児ひかまめと、姉tukiの母Ribbonです。
子育てをしていて、子どもがやりたいと思っていることと、親のやってほしいなという願いにズレが生じることってありますか?
子どもが「〇〇がやりたい!」と言ったことに対して、親はどのような反応をすると、子どものやる気がアップし、自己肯定感をもつことができるのか、娘tuki9歳小4の金管バンド部の話を例に私の見解を書かせて頂きました。
親の思いとは違う方向に進む我が子
夫はスポーツが大好きで、学生時代、部活にかなり力を入れ、レスリングで全国大会を経験している人です。 自分の子どもには、何でも良いからスポーツをしてほしい、そして自分は応援に行きたいんだと子どもが産まれる前から話していました。
しかし、娘のtukiは、外で遊ぶよりも家の中でお人形ごっこをして遊びたいタイプの子で、4年生から始まった部活は、金管バンド部に入部したいと言いました。 金管、バスケ、サッカーの選択肢がある中で、「バスケなんてどう?」と夫は聞いていましたが「私は金管に入る」とtukiはきっぱりと言いました。
子どもの思いを尊重する方法
夫の気持ちはよくわかります。娘にこうあってほしいと願いをもつことはいけないことではないし、理想は私にもあります。
しかし、まず子どもが何かをやってみたい、こういうことに興味を持っていると、話してくれた時の親の第一声がとても重要だと思います。 ここでどんな言葉をかけるかによってその子の自尊心や、その後のやる気に、もしかしたら影響がでてくるかもしれないので、大事なところかなと思います。
どんな言葉をかける?
親の思いとは違う方向に行こうとしていても、まずは 「そうなんだね」と受け入れることが大事だと思います。 頭ごなしに「え~そっちじゃなくてこっちにしたら?」と言いたくなる気持ちはわかりますが、できる限りしまっておきましょう。
主役じゃなくても本人の意思を尊重
金管に入り、トランペットや、ホルン、トロンボーン、ユーフォニアム、などの楽器をやるんだと勝手に想像していました。
ところが、ある日部活から帰ってきた娘がとてもうれしそうな顔で、「楽器が決まったよ!」と。 私が「何になったの?」と聞くと「タンバリン!」と答えました。
金管部には、パーカッションという担当もあるそうで、鉄琴、小太鼓、タンバリンなどだそうです。
一瞬、私は「え?」とした顔をしそうになりましたが、何とか堪えて「そうなんだ!やりたいものができてよかったじゃん!」と答えました。 まさか、まさか金管に入ってタンバリン?!花形のトランペットではなく、せめてパーカッションでも鉄琴や小太鼓ではなくタンバリン!?
よく聞くとタンバリンは娘のtukiだけだそうです。 色々と心配になりましたが、よーく落ち着いて聞いていると、マウスピースでドレミファソラシドは吹けて、合格はした、でも私は自分でトランペット系には向いていないと判断して、パーカッションに行った。鉄琴は1つ上の子がやっているし、小太鼓はなんだか重そうだから、リズム感が自分はある方だと思うからタンバリンにしたんだそうです。
夫には事前にお知らせ
このことを聞いたらまた開口一番余計なことを言ってしまうのではという不安があったので(汗)事前に娘がいないところで、予告をしました。「娘から金管の楽器発表の話があるかもしれないけど、これは本人が希望してなれた楽器だから、私たちは応援していこうね」と伝えました。
まとめ
この経験を通して、親が思っているよりも娘は自分のやりたいことを明確に考え行動できている成長を感じ、それと共に子どもの人生は子どものものなので、親ができることは限られていて、可能性を妨げることのないように、子どもの発言を、「受容してと応援していく」ことに集中して、笑顔で「おかえり」ということくらいかなと思います。これが中々難しいところが、子育てのもどかしいところでもありますよね!
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